レッスンで大切にしていること

新年度を迎えてから、新しい生徒さんが立て続けにレッスンをスタートしています。
初めてヴァイオリンを持つ生徒さんに接していると、わたしも改めて身が引き締まる思いです。
よい機会ですので、今日はわたしがレッスンで大切にしていることをお伝えしたいと思います。

それは、長く続けられることです。

小さな頃から始めて、中学生になっても、大学生になっても続けられること。
大人から始めて、いろいろなライフイベントがあっても、こつこつ続けられること。
生活の中で少しでも楽器を演奏できる、練習できる時間を持つことができたら、それはとても素敵な人生になると思います。だから生徒さんの個性やライフスタイルに合わせて、ヴァイオリンを続けていだたけることをいつも願っています。

そのために工夫していることが2つあります。

ひとつめは、レッスンで無理をしないことです。学校や仕事で忙しい時期もあります。体調が優れない日もあります。ああ、今はレッスンがしんどいな、という時に無理をすると、ヴァイオリンが楽しくなくなってしまいますよね。だから生徒さんの状況をしっかりお伺いしながら、毎回のレッスン後に次のスケジュールを決めるようにしています。

ふたつめは、生徒さんにぴったり合った教材や曲を使うということです。他のお教室では、基本的な教材や曲のステップが決まっていることが多いです。もちろん上達のセオリーはあるのですが、楽しく弾けるかというと、それは別だと思うのです。だから上達と楽しさのバランスをとれるように、次にどんな曲を弾いていただくか、時にはチャレンジをすることも含めて、しっかり考えるようにしています。

時には受験やお仕事、ご家庭の事情で長くお休みされる生徒さんもいらっしゃいます。
ですがほとんどの生徒さんが戻ってきてくださいます。またヴァイオリンを弾けることが楽しいと言っていただける時、わたしも本当にヴァイオリンを教えててよかったな、と実感します。

これからもみなさんがヴァイオリンをずっと続けられることを、心から願っています。

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